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『 夢は必ず叶う・・・わけではない 』 おがけんニュース2023.4号より

 

おがけんニュースをご覧の皆さん、こんにちは。小川賢一です。

日本中のあちらこちらでWBCのニュースが飛び交いましたが、僕も今回のコラムでは触れずにはいられませんでした。


サッカーのワールドカップの時も盛り上がりましたが、WBCも同様に、あるいはそれ以上に盛り上がりましたね!
今回は準決勝・決勝戦が僕の休日の火曜・水曜だったので、家族3人でテレビにかじりついていたのですが、あまり喜怒哀楽を表現しない、冷静沈着な僕でさえ、思わず声を発していました。普段、テレビを見ながらうなずいたり、笑ったり、一人で話していたりもする相方をバカにしていた僕が、まさかの・・・家族とハイタッチ・・・!

 

なぜか気分が良くなり、やる気がみなぎる!まわりの人と共に喜びを分かち合いたいと思う!僕だけではなく、たまたま電車で隣だった人と、たまたま飲食店で隣だった人と、たまたま商談中のビジネスマンがお客さんと、想像以上に他人と今回の勝利を分かち合った人は多いのではないでしょうか。

 

でも、よーーーーく考えてください。侍ジャパンが優勝するために、なーーーーんにも関わってない人が、なーーーーんの努力もしていない人が(もちろん「応援」という意味では関わっていますが)、元気になり、勇気が出て、やる気になる。世の中ではコロナが終息したわけでもなく、戦争が終わったわけでもなく、状況は何にも変わっていないのに、もしかしたら景気さえ良くなるかもしれません。事実、『 気分 』で見えている『 景色 』は変わるのかもしれないと思います。

同じ『 景色 』でも『 気分 』が高まると『 絶景 』になる。人は感情の生き物なので、理論・理屈ではなく、侍ジャパンの活躍に込められた感情に、多くの人の心も揺さぶられ、もしかしたら景気まで動かすという可能性も秘めているのです。

 

感情は高ぶりましたが、そんな中でも理屈屋の僕は3つの点について考えました。


①チーム・団体・組織のあり方について
個人競技の人も、一人親方の大工さんも、どんな人でも必ず何かの集団に属している。家族とか、サポートチームとか、必ず誰かとの関係性のもと結果・成果を作り出す。それらの関係性の中で『 義務 』・『 役割 』で行動するのか、『 協力 』して行動するのかで、結果の出方も違うと思うのです。
前者は個人主義で、足し算。後者は集団主義で、掛け算。野球でもサッカーでも『 個 』の力は大切ですが、どんなに突出した『 個 』を集めても、『 チーム力 』が勝利するという話はよくあります。今回のWBCでも、アメリカのスターが集まったチームの総年棒額は500億円、対するジャパンチームの総年棒額は140億円だそうです(それでもドリームチームですが)。まさにチーム力の勝利!!

 

②メンタルのあり方について
今回のチームでは、ダルビッシュ選手がムードを決めるきっかけを作ったと思います。「 戦争に行くわけじゃないんだから、楽しめばいいんだよ 」おそらくこの一言が、チームのスローガンのようになったのではないでしょうか。この言葉は、ラクをする=楽しいという意味で言ったのではないと僕は解釈しています。小川建美には、『 14か条 』というスタッフの行動指針となるものがあり、その第3条に【 何も考えずにボーとテレビを見ているのは「 楽 」をしているだけで、「 楽しむ 」とは、まず「 やりたい 」という欲求があり、それに向かって考え、努力し、やりきってこそ達成感が得られ「 楽しかった 」と思えるのです。 】と書いているのですが、仕事を楽しむために改めて僕らもこの考え方を大切にしようと思いました。

 

③リーダーのあり方について
栗山監督はとにかく『 信じる 』と言い切っていました。そして『 優勝する 』とも!この2つがキーワードのような気がしました。チームにはエースもいれば、補欠メンバーもいるし、サポートする人、コーチ陣もいますが・・・栗山監督の言葉のもと全員が一つになる!まさに『 One for all , All for one 』 。
実はこの言葉の意味は、「 ひとりはみんなのために、みんなはひとりのために 」ではなく、「 ひとりはみんなのために、みんなはひとつの目標のために 」だそうです。『 優勝する 』という一つの目標に対して、チームが一つになったからこその今回の結果だと思いました。

 

夢は必ず叶うわけではありませんが、夢(目標)を持たなければ、叶う事もありません。たまたまオリンピック選手になった人もいなければ、たまたま甲子園に出場してしまった…!という人もいません。夢に向かって努力しても叶わない事の方が多いけれど、「 “ その努力は無駄ではない ”と信じてくれている人がいるかいないかで、人生は大きく変わるんだ 」ということまで、栗山監督は信じているのでしょうね。

     

 

『  リーダーの役割は「 責任をとる事 」と「 行先を決める事 」だと思います!「 どんな行き方をするのか 」はメンバーを信じるのみ! 』  

    木造ホーム㈱小川建美 代表取締役社長 小川賢一

 

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