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『 “働き方改革”って何? 』おがけんニュース2017.03号より

 

おがけんニュースをご覧の皆さん、こんにちは! 小川賢一です。

 

先日、ふと飲食店の看板を見たら、「パート・アルバイト募集!」

と書いてあったのですが、な・んと時給1000円!!!

 

しかも、高級レストランではなく、低価格の食べ放題の店なんです。

かなりの衝撃でしたが、聞くところによると、東京の方では

時給1000円は最低ラインで、

時給2000円で募集しているところもあるそうです。

一体何が起こっているんでしょうか?

僕はズバリ、人手不足だからだと思います!

 

外食産業の売上は変わらない(=お客さんの人数が変わらない)のに、

年々若者、特に学生さんの数が減っているので、

需要に供給が追い付いていないのです。

 

もっと言うと新卒採用は年々売り手市場になり、

2~3年後はバブルの時の様になるのではないでしょうか?

いずれは企業が学生さんを接待し始める・・・かも。

 

『 バブル世代の新卒は使い物にならない! 』と聞いた事があるかもしれませんが、

まさに僕(51歳)の世代です。

なぜ、有能な人が少ないかと言うと、就職する時にお客様扱いをされ、

『 働いてやる 』という意識が染み込んでいるからです。

 

「 就職して欲しい 」と言うから「 就職してやる 」

「 言われた事だけやる 」「必要以上に頑張らない」

それでも、それなりの給料がもらえたのです。

一番働き盛りの時に努力していないのですから、

当然、能力は上がるはずがありません。

 

現にリーマンショックの就職氷河期を乗り越えた人財は、やっぱり何かが違います。

その『 何か 』は『 初心 』です。

両親から精神的にも経済的にも自立する

『 就職 』というタイミングで『 仕事観 』が形成され、

それが『 勤労の義務 ではなく、

『 働く意味 』『 働く意欲 になっているのだと思います。

 

そういう意味で、これから就職する若者はどんなに頭のいい人でも、

努力できない『 環境 』だと、有能な人財になりにくいのではないでしょうか。

 

さて、政府が押している『 働き方改革 』、主な内容は 

①同一労働同一賃金 ②賃金の引き上げ 

③長時間労働の是正 ④女性・若者が働きやすい環境づくり などです。

つまり、働く時間が短くなり、給料が上がるという夢のような改革です!

 

これだと、全て与えられ、努力などするはずがない・・・

僕は経営者なので、どうしても真っ先に

「 じゃあ、どうやって生産性を上げるんなぁ!?これが一番大事じゃろ!」

って思ってしまいます。。。

 

それでも、女性の働き方については、5年前から改革に取り組み始めました。

そもそも、何のために政府は『 働き方改革 』をするのかというと、

「 残業に休日出勤・・・日本人は働き過ぎ・・・」という問題を解決するのが

大きな目的のように思えますが、一番は少子化対策のためなんです。

 

日々、職場でも家に帰っても息つく暇もなく、

働くママ達はそんな状況で「二人目を生みたい」という気持ちにはなりません!

現に、旦那さんが夜遅くまで働いている家庭は夫婦の会話も少なく、

一人っ子の家庭が多いというデータもあるそうです。

 

小川建美は社員数23名の内、女性スタッフは11名!(現在育休中スタッフは2名)

育休明けの働き方は、社員のまま短時間勤務、在宅勤務という形もあります。

そもそも、男性スタッフから「社長は女性に甘い!」と言われながらも、

女性の働き方改革に取り組んだのは、

子育てが終わってからの復職はかなりハードルが高く、

働いても時給7~800円のパートどまり。

多くの優秀な女性が結婚・出産を機に退職してしまうのを、

「 なんとか活躍して欲しい! 」

「 本人のためにも、将来労働不足が予測される世の中のためにも、

  女性の活用は絶対に必要だ! 」と思ったからです。

そんな僕でも、働くママの本当の大変さは理解できていませんでした・・・

 

でも、ついに理解できるタイミングがやってきました!なぜかというと、

相方が骨折をして入院しているからです。

( 現在入院4週目に突入。もうすぐ退院します )

高1の高校球児がいる小川家では、

早い時は朝6時に家を出る息子に合わせて4時半起き →

浸け置きの洗濯物を洗濯機に入れスイッチON →

大型弁当におにぎり2個をにぎり →

ついでに自分の弁当も作る →

夜飯~翌日弁当分の米をとぎ炊飯予約 →

そのうちに洗濯機がピーピーと鳴り洗濯物を干す →

風呂掃除 → 軽い朝食をとり出社 → 19時過ぎに退社 →

洗濯物をたたむ →

夕食の準備(休日以外は相方のお母さんが用意してくれている!感謝!)

食器洗い →泥だらけのユニホームの土をすすいで浸け置き

→ この繰り返しです・・・

小さい子供がいると更に大変です!

 

つまり、働き方改革をするために!

共働きでマイホームを手に入れ、笑顔溢れる家庭を築くために!!

夫婦での家事分担は必須です!

今「 え~ 」と思ったご主人、ママが1週間入院もしくは、

旅行に行けば否が応でも有難さが身に染みるはずです。。。

 

『  最近、冷凍食品を見る目が変わってきました! 』 

      木造ホーム㈱小川建美 代表取締役 小川賢一

 

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