『 初夢・初詣・初売り そして初心 』おがけんニュース2019.01号より
おがけんニュースをご覧の皆さん、あけましておめでとうございます! 小川賢一です。
昨年は西日本豪雨災害という、心に刻まれる出来事が起きました。
僕自身も被災し、『 お互い様 』『 助け合い 』『 援助 』など
人の温かい心に触れ、人と人との繋がりの大切さを実感したことで、
『 物 』は全部失ったけど、『 人間関係 』があれば前に進んでいけるんだなぁと思いました。
『 復興 』とは、この『 人間関係 』を支えにし、
失った『 物 』を取り戻す事だと思い、僕らに出来る事をしっかりとやっていこうと思います。
年末には、この『 人間関係 』が心に沁みる忘年会を開催しました!
『 おがけん忘年会 』はバブルの崩壊と共に無くなり、
倒産の危機を脱出した13年前くらいに復活しました。
当時は普通の居酒屋での忘年会でしたが、
飲酒運転対策で「 居酒屋近くのホテルに一泊する忘年会 」へと進化。
やがて「 どうせ一泊するなら温泉!」と 湯郷はもちろん、金毘羅や有馬温泉など、
県外温泉にマイカー乗り合わせで行くイベントとなり、
「 わざわざ県外まで行くのなら旅行にしよう!」と
バブル期以来の社員旅行(研修旅行という名のもと)が2013年に復活したのでした。
行先は『 伊勢 』→『 山陰 』→『 湯郷 』→『 広島 』→『 北九州 』。
このように徐々に大きなイベントへと変化していきました。
僕の考え方の基本に『 初心 』というものがあり、
固定観念に捉われる事なく、「 そもそも・・・」「 もともと・・・」と
本来の意味を思い起こす事を一番大切にしています。
よく「 変化を恐れるな!」「 変わる事こそ一番!」と聞きますが、
僕は変わる事が重要なのではなく、本来の目的や意味を見失う事なく、
現状や環境・状況に合わせた結果、変わっていく事が本来の成長だと思うのです。
だ・か・ら・最近の『 おがけん忘年会 』には疑問を抱いていました。
「 そもそもなんで忘年会を始めたのか? 」
「 スタッフ全員が揃って1年の努力を振り返り、結束を強めるための会ではなかったのか?」
そう考えると、最近の忘年会は遠方で1泊という事もあり、
子供のいるママスタッフはもちろん参加できず、奥さんが妊娠していたり、
子供が生まれたばかりのパパスタッフなどは家庭が最優先なので、不参加・・・
その状況の中、変わってきているのは『 行先 』だけ・・・
その状況を打破するために、全てをリセットして一から考え直したのが、
昨年末に開催した『 正月に親戚が集まるような 新・おがけん忘年会 』でした。
毎年の忘年会の企画・運営は、各部(工務部・営業部・企画部)の持ち回りで、
昨年は企画部が考えてくれました。
おそらく、一番重視したのは、『 全員参加!』だと思います。
それまでは、県外に一泊二日で行く旅行だったため、
小さい子供がいる女性スタッフは参加できません。
今回は休日の水曜開催、ママスタッフは、保育園に連れて行ってからの昼前集合・夕方解散となりました。
出勤日ではないため、義務・役割での強制参加ではなくなり、
純粋に参加したい人が心置きなく参加できる会の前提ができました。
そして会場は、美観地区の古民家!場所だけを借りて、飲食は全て持ち込み!!
各部署で持ち寄ったのですが、ピザや唐揚げやテイクアウトのお寿司など身近なものが集まりました。
それでも食べ物・飲み物は、大満足。
旅館で出てくるような豪華なご飯は会自体の盛り上がりに関係ないことが実証されました。
また、今までは各部の出し物(基本、寸劇)を準備していましたが、今回はシンプルで簡単なゲームをすることに。
それでも盛り上がる『 おがけんスタッフ 』たち。
これまた、手間暇かけた、出し物は必要ないという事も実証!
そして、サプライズ企画!事前に24名のスタッフが、それぞれの名前が書かれたクジを引き、
引き当てたスタッフにヒミツで3000円程度のプレゼントを買ってきて、
当日に「 私は○○さんのサンタです!」とプレゼントを渡す「 シークレットサンタ 」。
これもかなり盛り上がりました。
プレゼントMVPは木次くんが、裕子さんに渡した『 コウタ(息子)の生まれてからの軌跡 アルバム 』。
被災して全てのアルバムを失った裕子さんにとって、一番のプレゼントになったのではないでしょうか?
(ちなみに、こっそりと木次くんに相談された僕は、コウタの小さい頃の写真データを選りすぐってあげました。。。)
このように、派手さや特別さはなくても、みんながお互いを労い合い、
「 楽しもう!」という気持ちを持って参加したら、
自然と笑顔の絶えない居心地の良い会になることが分かりました。
改めて「 何のために?」という初心の大切さを感じています。
『 初 』ものづくしのお正月!今こそ『 初心 』を思い返し、
「 なんで勉強をせんといけんのんか? 」「 なんで結婚したんか? 」「 なんで働いとるんか? 」
すべてを一度リセットして、新たなスタートを切っていきます! 今年もどうぞよろしくお願います!!!
『 DIYホームという商品には標準仕様が無いので,ひとつひとつのお家が「初」。 常に進化しています! 』
木造ホーム(株)小川建美 代表取締役 小川賢一
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