『 一流・二流・三流の違い! 』 おがけんニュース2024.2号より
おがけんニュースをご覧の皆さん、こんにちは。小川賢一です。
今回は『 子育て論 』からの『 人財育成論 』についてです。
こういうと難しい話に聞こえますが、プライベートでも仕事でも、何をするにも必ず周りに『 人 』がいて、その『 人間関係 』は とても重要。
自分の関わり方によって、『 人 = 相手 』がどういう風に感じ、どのように考え、どう行動するかで、協力できたり、敵対したり、お互いに幸せな気持ちになったり、不幸になったり結果は変わってきます。自分の関わり方が、相手の『 感じ方 』『 考え方 』『 行動の仕方 』にどう影響するか?を考えることはとても大切だと思います。
例えば『 子育て 』 。 皆さんはどっち派ですか?
① 「 宿題をしなさい!」と言う または、「 宿題した?」と聞く
② 一切聞かない!もっと言うと、宿題をしているか、していないか、が気にならない
ちなみに僕は圧倒的に①でした。僕の価値観の中で特に強いのは『 正義感 』 。やらなければならない事については『 絶対 』です!なので、靴を揃える、挨拶をする、片付けをする・・・そして学校は学びに行く所なので、勉強する!良い言い方だと『 躾 』ですが、やりすぎるといわゆる強制(ハラスメント)にもなりかねません。そうすると、子供 は『 やらされ 』と感じ、反発、そして勉強嫌いに・・・ (お察しの通り、我が子も もれなく勉強嫌いです・・・)
②については、子供の自主性を大切にしている関わり方です。僕も自主性は大切だと思いますが、こちらもやりすぎると『 自主性 』を通り越して、『 やりたいことはやるけど、やりたくないことはやらない = わがまま 』になってしまったり、弊害が生まれると思います。『 躾(厳しさ) 』と『 自主性(優しさ) 』・・・どちらも大切なのですが、偏ると弊害があるという事です。
結局、『 人 』のエネルギー源(自主的に行動する理由)は『 欲求 』です。なので、この『 欲求 』を持っていないと『 行動 』しないし、行動しなければ『 成長 』もしません。理想は「 ○○になりたい!」という『 憧れ 』とか『 なりたい姿 』ですが、もっとシンプルに「 ○○が欲しい 」という『 物欲 』でも人は行動します。ただ、今は世の中が豊かになり、欲しいものをある程度、すでに手に入れていることも多いため、『 成長意欲 』が起こりにくいのも確かです。( 現状満足 )
最初の行動を起こすためのきっかけとして、『 成長意欲 』よりも圧倒的に強い『 欲求 』があります。それは『 嫌なことから逃れたい欲求 』です。
例えば、宿題をやっていかないと先生に叱られる、習い事の自主練をしっかりやらないと試合に出られない、など。もちろん、先ほども書いたように、厳しさばかりが行き過ぎるとハラスメントになりますが、振り返ると、僕を含め多くの人が、まずは親からいろいろ言われるのが嫌だから勉強したり、上司から小言を言われるのが嫌だから成果を出すために考えたり、調べたりするところからスタートしたのではないでしょうか。
三流 = 言われた事もできない仕事
二流 = 言われた事しかできない仕事
一流 = 言われた事以上にやる仕事
一流になるためには、三流なのか二流なのかを、愛ある厳しさで伝えてくれる人(指導者・叱る人)がいないと始まりません。厳しさが否定されがちな今の世の中ですが、相手が子どもでも部下でも、一流の行動を起こせる人になるための最初の一歩を踏み出すために、まず『 厳しさ 』を持って関わる勇気とその後相手が自主性を持って行動を続けるために見守る『 優しさ 』、両方が必要なのではないかと思います。
『 子育ても人財育成も、難しいからこそ やりがいがあります! 』
木造ホーム㈱小川建美 代表取締役社長 小川賢一
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