『 紹介ビジネスに、反対! 』おがけんニュース2018.11号より
おがけんニュースをご覧の皆さん、こんにちは! 小川賢一です。
先日、スタッフの小豆澤 沙紀さん(旧姓・別府さん)の
結婚式に参加させてもらいました。
僕が社長になって、スタッフの結婚式に参加するのは10回目
( 社内結婚のスタッフがいるので、のべ12名のスタッフ )になりますが、
何度参加しても、結婚式って良いですよね~!
なんで、良いのか?
今まで参加したどの結婚式も、良い気持ちになれるからです。
当人同士はもちろん好き同士で、
その二人を心から祝福する人達が集まっているわけで、
その会場にいる人が全員同じ事(二人が幸せになること)を願っているので、
とても居心地が良く、誰が何をしゃべっても、
話す事を忘れてしまっても、何を歌っても、
音程が多少外れていても、全員がプラスに受け入れてくれ、
その場にいるだけでとても幸せな気持ちになれるのです!
結婚式のような居心地が良い空間だと、
そもそも嫌な気持ちにならない・面倒くさいと思わない・
眠たくならない・スピーチの前の緊張感も心地よい・
スピーチで失敗してもまわりが励ましてくれて落ち込まない・
出し物の準備に対しても楽しみながら努力できる・・・
つまり、全員が同じ気持ちだと、常に前向きに頑張れるという事です。
これが職場なら、最高だと思いませんか?
僕が目指している社風も同じで、
だからこそ、採用で一番重視しているのは『 相思相愛 』で、
学部・学科の学歴や能力や資格はあまり見ていません。
だからと言って、うちのスタッフが無能というわけではないですよ。
やる気さえあれば、努力するし、
どんな人もそれなりの能力を身につけられるのです。
結婚式を通して、改めて『 好き 』か『 嫌い 』かは重要だと思いました。
それに反して、『 好き 』『 嫌い 』ではなく、
『 条件 』で判断する「 紹介ビジネス 」が増えてきています。
結婚相手の紹介ビジネスも一般的になってきましたが、
最近特に多いのは企業への人材紹介ビジネスです。
優秀な人材を引き抜いて、より条件の良い会社に紹介するビジネスで、
うちの営業スタッフも、ほぼ全員引き抜きの声がかかっているんですよ。
普通に会社に電話をしてきて、
「 山田といいますが、藤井さんはいらっしゃいますか? 」と
会社名を名乗らないので、普通に取り次がれ、
受けたスタッフも引き抜きの話なので悪い気はしないし、
自分の評価がどれくらいなのかを知りたいと思い、話を聞きに行きます。
ちゃんと僕に
「 引き抜きの話があったので、
少し聞きに行っても良いですか?」と許可を取って・・・!
そこまでなら、まだ笑えるんですが、
その引き抜いている人材紹介会社が、
今度は僕に電話をしてくるんです。
「 社長、良い人材を紹介しますよ! 」って!!!
うちのスタッフを引き抜こうとしている会社が、
よその人材を紹介するとは、
担当者は違えど「 人材 」を何だと思っているんだ!
と、とても腹立たしく思います。
紹介ビジネスで、もう一つ個人的に好ましくないものがあります。
商品単価が高額な業界(結婚式場や住宅)で、
お客さんに会社を紹介するビジネスです。
お客さんからヒアリングし、
そのお客さんに合う会社を2~3社紹介して、
契約が成立したら会社から紹介料を得る商売です。
本当にその情報に価値があるのなら、
僕はお客さんから紹介料をもらうべきだと思います。
(結婚相手の紹介も人材紹介ビジネスも、
紹介を受ける側からお金をもらいます。
もしくは近所のおばちゃんのようにボランティアでやるか!)
でも、業者から紹介料をとる以上、
その紹介会社の担当者と
紹介してもらう側の会社の営業マンが癒着していたら・・・。
ただ仲が良いだけでも正しい紹介情報とは言えません。
そして、その紹介料の高さ!
なんと契約金額の5%(結婚式場なら10%)なんです!!
2000万円の家なら100万円がその紹介会社に支払われるのです。
もしかしたらその100万円が上乗せされ
お客さんに請求されているかもしれません。
本来なら、その100万円はお客さんのために使うべきだと思います。
僕はその仕組みに反対なので、
住宅相談カウンターに業者登録していません。
と言う事は、小川建美に合うお客さんが相談しても、
小川建美は紹介される業者リストにすら上がらないのです。
それで、正しい情報と言えるのでしょうか?
僕が引退したら、
ボランティアで住宅相談カウンターを開設するか考え中です・・・
その時は、癒着があり得る小川建美は紹介リストから外します(笑)
『 無料で紹介します!・・・というと親切そうに聞こえますが、
無料ほど怖いものはありません・・・ 』
木造ホーム(株)小川建美 代表取締役 小川賢一
結婚式のような居心地の良い職場。という言葉に惹かれました!
自分もそんな空間を作って、チームで活動し、そんな人間関係が大事だということを気づかせてあげたいです。
Masanori Yuasa さま
コメントありがとうございます。
しかも、こんなマイナー(ブログの中でもオマケ的)な所を気に留めてくださり、
とても嬉しいです。
最近、特にハラスメントが問題になっていますが、
全ては強制かどうか?
相手の事を思いやっているかどうか?だと思います。
わが子に対して厳しくするのは、
多くがハラスメントではなく、
その理由は、愛情があるからこそだと思います。
子供もそれを感じるから、いつかは受け止めてくれます。
どんな人に対しても、
「もし、自分の子供だったら・・・」
こう考える事ができたら、
とても幸せな人間関係ができるのでしょうね。
僕も、まだまだ至らないので、頑張ります!