『 社風って何? 』おがけんニュース2016.10号より
おがけんニュースをご覧の皆さん、こんにちは! 小川賢一です。
先日、お家のお引渡の時にお客さんとした会話です。
奥さん 「 実は、社長さんって怖い人だと思ってたんです 」
僕 「 僕ですか・・・?」
奥さん 「『 社長 』ってなんだか怖いイメージがあるじゃないですかぁ?」
僕 「 い、イメージ・・・ですか・・・」
奥さん 「 おがけんニュースは読んでたけど、
毎回打合せに行く度に社長さんが
一番前に座っているのが、ちょっと不安でした・・・」
僕 「『 おがけんニュース 』は読んでくれてたんですね。
でも、あれも理屈っぽいですからねぇ・・・」
奥さん 「でも、” 社員さんに怒られる “っていうコラムを読んでから、
ちょっとだけ安心しました。。。」
僕 「 えっ、そうなんですね!よかったです。。。」
ということで今回は、僕がスタッフから言われて
ちょっとだけ傷ついた語録特集を紹介します。
営業課長Aくん
「 もう、社長は接客禁止です! 」
(見学会会場にて、お客さんに他の住宅会社を勧めていた時・・・)
若手営業女性スタッフBさん
「 何しに来たんですか? 」
(近くまで来たので、見学会場に顔を出した時の一言・・・)
若手設計女性スタッフCさん
「 社長、めんどくさっ 」(多分、細かいことを話していた時・・・)
当時新入社員だったDくん
「 実は、社長が一番話しづらいです・・・」
(社長面談のときに、面と向かって・・・)
広告担当女性スタッフEさん
「 もう、電話に出ないでください!!」
(お客さんからの問合せ電話に出て、相手の連絡先を聞かなかった時・・・)
工務担当のFくん
「 あっちに行ってください! 」
(工務部ミーティング中、部外者の僕が会話に入っていった時・・・)
経理担当のGさん
「 もう、早く帰ってください!」
(体調が悪いのに我慢して仕事をしていた時・・・)
おそらく、この会話を社外の人が聞いたら驚くと思うのですが、
ごく日常的な会話なのです。
スタッフも、社外の人がいる時は少しだけ控えめに発言しますが、
僕はほとんど気にしていません。逆に心地よいくらいです。
スタッフがこれだけ言えるのは、決して僕が怒らないからではありません。
僕の性格を理解してくれているからなんです。
僕自身、怒る事もあれば、強く意見を言う事もあります!
怒る時は、『 やってはいけない事 』をした時と
『 やらなければならない事 』をやっていない時です!(この時は命令になります)
怒るのではなく 強く意見を言う時は、
とても熱く語りますが、決して押し付けたり、命令したりはしません。
だから、意見を言ったら必ず最後に「 で、○○さんはどう思うん? 」と聞きます。
意見は人によって違うと思うからです。
小川建美の社内ルールも同じで、
『 やってはいけない事 』『 やらなければならない事 』はルールにしますが、
『 やった方が良い事 』『 やらない方が良い事 』は あえてルールにしていません!
スタッフ側は僕から怒られた時は『 納得 』するし、
僕が強く意見を言う時は
「 自分はこう思ってたけど、社長はそう思うんだ 」と受け止めてくれます。
それは僕の性格を『 理解 』してくれているからです。
自分で言うのもなんですが、
僕の『 真面目で遊び心がなく、正義感が強くて融通が利かず、
ケチだけど別に貪欲なわけでもなく、几帳面だから面倒くさい 』性格を理解した上で、
いくらか寄り添って働いているのだと思います。
それが嫌で我慢できないのなら、入社してないか、辞めてしまいます。
そして、スタッフが社長の性格に寄り添ってくれた時にできる雰囲気が、
おそらく『 社風 』なんだと思います。
きっとそれは何となく感じる空気感のことで、
作り物でない分 ウソはつけません。
家庭も同じで、社長=家長(一番影響力があり、最終的に責任を持つ人)で、
それがご主人の場合もあれば、奥さんの場合もあるでしょうが、
家長の性格に寄り添って家風が生まれ、その家風の中で子供が育つのです!
子供は会社のように『 家を選ぶ事 』もできなければ、
『 辞める 』事もできないので、家風=家長の性格はとても重要です!
みなさんの家風はどんな家風ですか?
『 入れ替わりが激しい会社では、社員が社長に寄り添いにくいので、
社風は感じられません!』
木造ホーム㈱小川建美 代表取締役 小川賢一
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