『 西日本豪雨災害について 』おがけんニュース2018.09号より
おがけんニュースをご覧の皆さん、こんにちは! 小川賢一です。
西日本豪雨災害が起こり、小川建美のOBさんも20家族以上の方が被災されました。
今回はとても身近で起きた災害なので、色々な事を考えさせられます。
僕の記憶では、1995年の阪神淡路大震災から、
地震災害はもちろん、火山噴火・豪雪・高潮・豪雨・洪水・土石流・・・
毎年のように自然災害が起き、
テレビや新聞で目にするたびに、
「 なんでこんな事に・・・大変だなぁ・・・」と思うと共に、
寄付ぐらいしか出来ない自分、
この災害が当たり前になってきて『 他人事 』になっている自分がいました。
今回、僕の見方が違うのは、自分自身も被災者になって、
当事者とそうでない人の差が少しは分かるようになったからです。
今までの、どこか『 他人事 』だった僕は
・大変だと思うし、何かできる事があればやりたいけど、
遠方だとボランティアには行けない
・仮に知っている人が被災したとしても、
どう声をかけてよいのか分からない( 遠慮してしまう )
・募金はするけど、本当に役に立っているのか、確信が持てない
・なんとなく、「 災害 」→「 自粛 」という気持ちになる
『 被災者 』としての僕は
・大変だけど、何からしていいのか、分からない
・たくさんのボランティアの方が来てくれていましたが、
距離に関係なく、ボランティアに行く人は行く
・心配してくれたり、「 何か出来る事はありませんか? 」と
声をかけてくれるだけで、素直に嬉しい
( 僕の場合、お客さんが心配して声をかけてくれたのは、本当に有難いと感じました )
・現実的にお金は必要で、義援金の分配は有難いと思うし、とても助かる
・今まで普通に生活していたことに、感謝できるようになった
( 避難所や仮住まい、実家への同居はそれを感じさせる )
・被災したからといって、色んなイベントを自粛して欲しいとは思わない
これから復興が始まりますが、建築会社と被災者という、
両方の目線ではっきりと言えるのは、
この復興は『 商売 』ではなく、『 応援 』にして欲しいという事です。
現実問題として、多くの建物を改修するためには、
たくさんの職人さんや資材が必要になり、
需要が増し、費用が高くなる傾向になるのですが、
こんな時こそ、地元の会社は復興を、金銭的にも『 応援 』するべきだと思います。
小川建美でもしっかりと議論し、
地元の建築会社として被災されたOBさんに対して
しっかりと『 応援 』すると決めました。
また、毎年開催しているOBさん感謝祭( 運動会 )も、
僕が被災していなかったら自粛していたかもしれませんが、
感謝祭をすることで、被災されたOBさんに対する
『 応援 』に繋がるのではないかと思い、
被災されていないOBさんに対しても今まで通り『 感謝 』するためにも、
今年もOBさん感謝祭を開催します。
『 10月28日に行われるOBさん感謝祭では、会社の姿勢が試されます! 』
木造ホーム(株)小川建美 代表取締役 小川賢一
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