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『 社名変更「 おがけん 」? 』 おがけんニュース2022.3号より

 

―― 先日、事務所にて。
僕     「 小川建美って社名、ダサくねぇ?最近はやりのアルファベット3文字で『 OGK 』なんてどう? 」
中川くん  「 え~、なんかイメージできません。。。聞き取りにくいし、今の社名で違和感はないんですけど・・・ 」
僕     「 じゃ、『 おがけん 』とかどう? 」
その場にいた周りのスタッフも加わり、
内藤さん   「 え~~!運送の『 オカケン 』さんと間違いそう・・・ 」
紗弥さん  「 ひらがなはイヤです!なんか軽そうで・・・ 」
永田くん  「 えっ、ぼくは『 小川建美 』がいいです!歴史のある感じが好きです!! 」
杉ノ原さん「 ちゃんとした社名がある上で、ニックネームとして『 おがけん 』とか『 おがけんさん 』と言ってくれるのがいいんですよ! 」

 

 登場人物 

中川くん・内藤さん=うぶな新入社員  紗弥さん=わりと自分の意見をもっている3年目スタッフ
永田くん=デザインや物についてこだわりを持っている3年目スタッフ ← 一番僕に賛成してくれると思ってた     
杉ノ原さん=OBさんが大好き。基本は人見知りな5年目スタッフ

 

実はこの会話、定期的に行っていて、当時の若手スタッフがどう答えるのかを楽しんでいるのですが( 5~6年前にも同じ質問をしました )、
前回の答えもだいたい同じでした。やり取りで僕が確認している事は3つ。

 

① 未来の事がわかる予言者はいない
② 誰に対しても自分の意見が言えるかどうか
③ 話しやすい環境であるかどうか

 

①はこう書くと「 そりゃそうだ! 」と思うのですが、現実の社会では「 社長の言う事が正しい 」とされている場合がほとんどです。
もっと言うと、社長が「 お前らは間違っている!俺の言う通りにしろ!! 」となっていることが多いかも・・・でも未来がわかる人などもちろんいるはずがありません。ただ、社長というのは、自分の発言に誰よりも責任を持つ( べきである )ので、正しいと思って言った事を、正しくなるように努力するだけなのです。

 

②は『 自主性 』の話です。自主的に行動しようとする時、まず自分の意見がなければ何も始まりません。しかし、多くの会社では行動を制限するルールばかりでスタッフが がんじがらめになっている!小川建美にもルールはありますが、条件は2つ。
『 やらなければならない事 』と『 やってはならない事 』、この2つに絞っており、『 やった方がいい事 』は絶対にルールにしません。
そこは自主性に任せる方がいいに決まっているからです。

 

③は『 報連相 』がしやすいかどうかです。特に注文住宅業界において『 報連相 』は重要です。なぜなら家づくりは、お客さん→営業→設計→IC→現場監督→協力業者さん→職人さんと、伝言ゲームの連続だから。全ての関係者がたった一人のお客さんに向き合って仕事をしないと、バトンは繋がりません!まして社長を気にして仕事をしていたら、怒られないための連絡になり、お客さんのための連絡( やった方がいい事 )が途絶えてしまうかも。。。

だからこそ、円滑な報連相のためにも話しやすい環境が必要!一見無駄に思えるこの雑談にしても、本来一番遠いはずの『 社長 』と『 新入社員 』の距離が縮まることには意味があります。コミュニケーションが人間関係を育て、話しやすさに繋がるのです。


さらに、この話しやすさとは『 仲良しクラブ 』ではなく、相手の話をちゃんと聞くという事。お客さんの気持ち・要望を聞く時も同様で、話しやすい担当者がいることで、お客さんはどんどんこだわりを引き出されて、より自分らしい家づくりを叶えられるのだと思います。

 

というわけで、今回も若手スタッフの意見を踏まえ、社名変更は一旦保留となったのでした。。。

     

 

『  「 美しい家が建てたい 」、創業者の想いが込められた社名が「 小川建美 」です 』  

    木造ホーム㈱小川建美 代表取締役 小川賢一

 

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