『 水滴問題! 』 おがけんニュース2020.9号より
おがけんニュースをご覧の皆さん、こんにちは! 小川賢一です。
先日、55歳にして初めてマイホームが完成しました!
思い返せば、結婚してから4年間は、中古マンションを購入しマンション暮らし。
子供が生まれてマイホームのことが頭をよぎるも、会社の業績悪化で相方の実家に同居を決意!
11年間は何事もなく同居をしていたのですが、些細な事で僕が相方のお母さんと喧嘩・・・その頃には会社の業績も復活し、家を建ててもよかったのですが、当時小学生だった子供の事を考えると、学区を変えたくなかったため、とりあえずコーポ住まい。
子供が中学、高校に進学した後は、子供のためと言いながら、変化を嫌う、決断力のない性格によりズルズルと6年間
2LKコーポで暮らし、そこから離れられなくなった頃に西日本豪雨で被災。
今度は逆に僕の両親と同居!
もはや家を建てるしか選択肢がなくなりましたが、まずは被災したOBさんの建築を優先!
2年の同居避難生活を経て紆余曲折ある中、やっとの想いでなが~~くかかった夢のマイホームを手に入れました。
完成がお盆前ギリギリになった事と、親にも長く迷惑をかけたのと、一刻も早く避難生活から復活したい想いで、残念ながら完成見学会をする事なく引っ越しをしました・・・て、いうか、まだ完成していません。。。
未完成は外構!これはよくある話ですが、家具もまだ揃っていません。
マイホームの中心はリビングですが、そのリビングの一等地に置くべきソファーが6月に注文したにも関わらず受注生産のため納品は9月・・・まぁ、これも楽しみがまだあると思えば、そんなに重要な問題ではありません。
問題なのは発注が遅れてしまい、建具(ドア)がない事です!(お客さんの家でなくて本当によかった。。。)それも1枚や2枚ではありません。
リビングからつながる、寝室・脱衣室・トイレが全開放!!!我が家は二世帯なので、親世帯も同様です!そして、何より完全独立二世帯住宅なのに、内部で世帯が繋がる出入り口も全開放!!なんか、ホテルのロビーで暮らしている感じです。。。
今は突っ張り棒で布を垂らして目隠しをしていますが、それにしても、寝室はともかく、トイレや脱衣室を全開放で使用するのは初めての経験です。
でも2週間も経つと、だんだん慣れてきました・・・愛犬ハナにとっては、全室 空調完備の二世帯を行き来でき、自由そのものです(笑)
住宅会社を経営していて、今さら言うのもなんですが、マイホームを手に入れて得られるものは『 心の豊かさ 』です。
これは欲しいものを買った時の喜びに近く、欲しい気持ちが大きければ大きいほど、欲しい期間が長ければ長いほど、欲しいものを手に入れるのが困難であればあるほど、一生に一度しか買わないからこそ、その喜びは大きくなります。
小川家では、具体的に何が変わっていったか・・・
①なぜか早起きになった
②タオルが全て真っ白になった
③僕の古かった下着が新しいものに変わった
④テレビを見なくなった
⑤以前は座卓でしたが、ダイニングテーブルで食事をするようになった
⑥ダイニングテーブルにランチョンマットが敷かれるようになった
⑦食事のランクが3ランク以上あがった
⑧食事中Musicが流れるようになった
⑨夏も湯船につかるようになった
⑩外を見る時間が多くなった
⑪水滴が気になるようになった
この中で僕だけが変わったのが⑪の『 水滴 』です。
完璧主義・物を大切に使う主義の僕は、水回りのものに水滴がつく事が気になり、食器はもちろん、キッチンシンク・水栓金具・洗面・トイレ手洗い・お風呂・・・全ての水滴が『悪』のごとく、現れては消し、現れては消しの闘いとなってしまったのです。
相方がトイレに行くたび、洗面を使うたび、キッチンを使うたびに拭いてまわる僕・・・うっとうしいでしょうが、もう止められません。。。
でも、家中を駆け回る愛犬ハナが床で爪とぎをして、やわらかい杉の床材に傷がどんどん入っていっているのは、気になっていません。
心が豊かになっている証拠ですね!
『 相方は、のれんがある生活がわりと気に入っている様子!?コストダウンとしての提案もありかも??? 』
木造ホーム㈱小川建美 代表取締役 小川賢一
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