『 家の保証は何年? 』 おがけんニュース2020.4号より
おがけんニュースをご覧の皆さん、こんにちは! 小川賢一です。
先日、真備で建築中の我が家のD I Yを、夫婦でやってきました。内容は「天井に張る板の塗装」です!
張られた状態の板に塗るのは、運動不足の僕らにとっては体力的にきついので、張る前の板を台の上に並べて1枚、1枚塗っていきました。
我が家の『こだわりポイント』でもある天井板! 軒裏とリビングの天井に使うのですが、その数なんと350枚!!!
長さにすると1.4km!しかも、塗って⇒ふき取るので往復2.8km!!板の束を見るだけで、気が遠くなりそうな量でした・・・
僕 「 こんだけを、今日一日で出来るかなぁ? 」
相方「 そんな先の事を考えんと、早うやろう! 」
僕 「 計画せんと・・・じゃけぇ、行き当たりばったりなんよ。。。 」
相方「 ごちゃごちゃ言わんと、早うやろう! どうせやるなら楽しみながら、歌でも歌いながらやろう♪♬♫ 」
僕 「 俺は黙って集中してやるタイプじゃけぇ、歌なんか歌うな!うるせぇわぁ!! 」
相方「な んで私には優しくなれんのん? あんたが優しいのは子供と動物だけじゃがぁ!! 」
『 子供 』と『 動物 』だけ。そういえば・・・『 大人 』には厳しい・・・
いや『 新入社員 』には優しいけど、『 ベテラン 』には厳しい・・・
男性スタッフからすると(?)比較的『 女性 』よりは『 男性 』に厳しい・・・
そうなのです!僕は弱い人の味方、いや、少しでも助けになれたらと思うのです!
なぜ、そんな価値観が身についたかというと、僕がテレビにクギ付けになっていた小さい頃は『 仮面ライダー 』や『 ウルトラマン 』など、
ヒーローもの の全盛期。『 悪いヤツをやっつけ、弱い人を守る 』その想いが無意識の中で根付いているからなのです。
「 弱い人を守る 」が「 困っている人を助けたい! 」という価値観となり、この考えが小川建美のアフターメンテナンスにつながっています。
本来は「 困っている人を助けること 」は当たり前だと感じるのですが、今やこれがキレイ事のように聞こえます。
理由は、『 アフターメンテナンス 』が売上を上げるという目的のために利用されているからです。
最近だと、『 コーポの家賃保証 』 。一見、家主さんからは安心されるのですが、その家賃保証をするためには、
建築会社の『言い値』(かなり高い金額)で有料補修工事をしなくてはならないのです。
また、住宅だと『 50年保証 』という長期保証があるのですが、これも同様に、有料補修工事が必須になってきます。
僕が営業をしていた15年前に、最後は競合していたハウスメーカーで建てられたお客さんから
「 小川さん、外壁の塗装の見積りをしてもらえますか? 」と先日連絡がありました・・・
結局、そのお客さんの外壁のアフターメンテナンスをさせて頂きましたが、やっぱりハウスメーカーの見積金額はかなり高い!
そこで得たお金を、家賃保証や長期保証の支出に充てるのです。
こういうのは『 家電 』の保証とは違って、あまり好きではありません。家電の保証の場合は、後からお客さんから金額を回収しないので、
本来のアフターメンテナンスの姿だと思いますが、今のコーポや住宅の保証には「 裏 」がありすぎると思うのです。
小川建美が『 5年間無料保証 』を始めたのは11年前。きっかけは、引渡しから3年でI Hクッキングヒーターが故障したお客さんがいて、
当時の設備の保証は、メーカー保証の範囲(1年)だったので、有料での修理となりました。
お客さんからすると、「 他の人は壊れてないのに・・・」「 3年で壊れるなんて・・・」という気持ちになります。
おそらく自分も同じ気持ちになると思いました。商品不良は誰かが悪いわけではないだろうけど、理屈ではなく、
「 気持ちの面 」を解決するために、メーカーの保証期間関係なく、5年間は小川建美負担で保証する事にしたのです。
最近のアフターメンテナンスの風潮を思うと、もっと「 愚直 」であるべきだと感じます!
でも、社歴が浅い会社は、なかなかこの価値観に至るのは難しいと思います。
年間、小川建美に寄せられるお家の相談事は400件!
もちろんまだまだ改善の余地はありますが、アフターメンテナンスを純粋に取り組む気持ちはどこにも負けません!
『 自分が生きているかどうかも分からないのに、50年保証します!とは軽々しく言えません 』
木造ホーム㈱小川建美 代表取締役 小川賢一
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