『 ただ一緒に花見をするだけでは一致団結しない…!? 』 おがけんニュース2023.5号より
おがけんニュースをご覧の皆さん、こんにちは。工務部長の藤井です。
小川社長が年に一度の方針書を作成中のため、今月は僕が担当させていただくことになりました。一昨年、昨年に引き続き3度目の登場です。
今回も知られざる小川建美の懐かしいお話をご紹介していきます。
まずは1年振りの登場になるので、軽く自己紹介できればと思います。僕の経歴としては、岡山大学法学部を卒業して、学部とは全く関係のない住宅会社『 小川建美 』に入社してから25年の四半世紀を迎えました。出身は奈良県ですが、春になると「 そろそろ後楽園の桜カーニバルの時期かな?」と思うくらい身も心もすっかり岡山県民です。
さて、僕が入社した25年前の小川建美では、この桜カーニバルが開催されている旭川の河川敷で『 お花見バーベキュー 』をしていました。
この頃は他の会社でもあったと思いますが、新入社員の初仕事?はお花見の場所取り( 昼から河川敷に行ってブルーシートを広げ場所を取り、夕方までキープしておく )。他にも同じようなことをしているスーツ姿の若い人たちがいっぱいでした。僕が「 場所取り係 」に任命された時は、満開の大きな桜の下を取ることが出来て、「 ぼっけぇ、ええ場所とれたなぁ 」とコワモテの大工さんに褒められたことが印象に残っています。
その後は、大工さんや先輩たちのお酒とバーベキューへの気配りに緊張しっぱなしだったのですが、大工さんや先輩の現場監督さんたちが、関西弁で言うと「 どえらい飲まはるなぁ 」岡山弁だと「 ぼっけぇ飲むなぁ 」と思うくらい、社会人になりたての僕には、異次元の量のビールの空き缶ができる驚きの宴会でした。
その後、小川建美でのお花見は、倉敷の本社1店舗に統合された時になくなったのですが、最後の方にお花見を任されていた野村君( 現・営業課長 )たちは、素晴らしい情報収集と段取り力を発揮して、「 総社においしいお肉屋がある!」と買い出しに行っていたことを思い出します。
社内コミュニケーションとしては、「 お花見 」や「 場所取り 」って日本ならではの面白い慣習ですよね。
コロナ禍で極端に社内コミュニケーションの場が少なくなったり、望んでもないのに開催される飲み会を「 パワハラ 」と言って、参加に難色を示す人たちが増えているとテレビで取り上げられたりしていましたが、僕自身は、会社としてお客さんのために同じ目標( 小川建美だったら、『 楽しい家づくりをお客さんに提供する 』こと )を目指すのならば、お花見や忘年会などの場面を通してスタッフ同士が一致団結することも必要かな、と思います。
そして、「 ただ一緒に美味しいお肉を食べるだけ 」では、スタッフ同士の中を深めるために十分でないことは、昔の小川建美のお花見から学びました。
当時の野村くんたちのように、バーベキューをするなら、「 美味しいお肉を用意して、みんなで楽しく食べる!」という目標を達成するために、スタッフ間で情報交換が活発に行われ、忙しい仕事の予定を工面し、買い物係や道具の準備係などが割り振られ・・・その過程が全社がまとまるきっかけになるのだと思います。もちろん、そうやって準備されたバーベキューが楽しいことは言うまでもありません。
だって、準備段階でコミュニケーションが取れているので、あとは打ち上げのようなものです。
今は小川建美の岡山店( カフェTAKIBI )に綺麗な桜が咲き、場所取りいらずで楽しめるので、来年は社内でのお花見を復活させたいなぁと思いました。
また、「 TAKIBI 」といえば、OBさんとつながり続けていくために作った場なので、コロナが流行し始めた2020年の春に企画されていて、中止となった「 1周年祭 」( TAKIBIは2019年オープン )も桜が咲く頃にリベンジしたいですね。TAKIBIができて来年( 2024年 )で5周年を迎えるので、今度こそOBの皆さんに楽しんでいただけるイベントを考えられたらと思います。
まだ僕の中で思っているだけですが、きっと他のスタッフもウズウズしているはず…?やるとなれば、スタッフたちは「 OBさんに楽しんでもらいたい、感謝を伝えたい 」という目標のもと一致団結しながら、企画・運営すると思うので、( 桜の季節にするかは未定ですが )OBさんとは勿論、スタッフ同士のコミュニケーションも深まる内容にしたいです。
『 新入社員当時の僕は必死でしたが、成長した今は なんのためにお花見をするのか?という目的を決めることも大事だなと思います。 』
木造ホーム㈱小川建美 工務部長 藤井雅治
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