『 「コロナ」に考えさせられること 』 おがけんニュース2020.5号より
おがけんニュースをご覧の皆さん、こんにちは! 小川賢一です。
もはや、事業どころでは なくなってきました。
自粛、不要不急の外出禁止、密閉 密集 密接を避ける・・・旅行に行けない、外食出来ない、友人と会えない、仕事も家で・・・
僕によく似た顔の人が「 緊急事態宣言! 」とか言うけど、僕とよく似て滑舌が悪いし、僕とは違っていつも原稿を読んでいるし、何よりも将来がどうなるかを示さない・・・改めて、リーダーとは「 魅力ある将来を指し示す事により、メンバーを動機づけすること 」が一番大きな仕事だと思いました。
それでも、他国の責任にしているどこかの大統領よりはマシですが。・・・ん?そう言っている僕自身も、人のせいにしている?
・・・いや、今出来る事を精一杯に考え、そして、行動します。
まず、僕がやった事は『 資金 』の確認です。
生きていく上で『 健康 』の次に必要なのは『 お金 』なので、「 もし、今日から収入が0円になったら、今ある貯金でいつまで持ち堪えられるか? 」を計算しました。
条件は、売上ゼロ。つまりスタッフは自宅待機。
それでもスタッフにも家族・生活があるので、給料は今まで通り支給し、もちろん固定資産税などの税金も支払い、新たな借り入れをしないというケースを想定しました。
その場合、2年間は なんとかなりそうです。
その上、今現在1年以上先まで小川建美でお家を建ててくれるお客さんが決まっている(受注残が1年以上ある)ので、合わせると3年!
もし、最悪、このままコロナの状況が変わらない場合でも、3年間は次の手を打つまでの時間があるのです。
これは僕の性格の成果です。
株や投資が嫌い!借金が嫌い!見栄っ張りが嫌い!贅沢が嫌い!まさに堅実経営の成果です。
この危機こそ、変化のチャンス!
つまり新規事業計画です。
僕らの事業は『 住宅 』!
『 衣 』『 食 』『 住 』の中で、不況が続くと一番後回しにされるのが『 新築住宅 』です。
使い捨てカメラのように一瞬で業界が消える事はないでしょうが、今現在、すでに日本の家は余っているし、高齢化社会が続く中で、これからますます田舎の家も空き家になり、その上、少子化!!もはや、小学生が考えても衰退産業のど真ん中です。
それなのにいまだに拡大を目指している住宅会社がある事が信じられないし、それは社長の妄想としか思えません。
本当は僕が退職する10年後までには『 新規事業を始めよう! 』と思っていましたが、もう、そんな悠長な事を言っている場合ではなくなりました。
住宅事業をこれからも継続していくためにも、3年以内に新規事業をスタートさせます!
もう1つ考えたのは、在宅勤務とかテレワークなど、人と会わなくても仕事は成り立つという事です。
商談もオンライン、見学会もウェブ、もしくはVR、今の技術なら出来ないこともないですが・・・何か物足りない!
やる気が起こらない!楽しくない!!
確かに人と人が接触しなければ、移動しなくてよい!時間も費用も節約できるし、もちろんプラスもたくさんあるのですが、そんな仕事は将来、それこそA Iでも出来る仕事ではないでしょうか?
先日、契約をしてくれたお客さんが、小川建美に決めた理由について、「 ○○建設さんと話していても( 商談していても )楽しくなかった。小川建美さんと話している方が楽しい!」 と言ってくれたそうです。
昔、数社競合していたお客さんも「 断るとしたら小川建美の営業マンが一番断りやすかった。逆に言うと、一番話しやすいのは小川建美だったから、こちらに決めました 」と言ってくれました。
そうです、人間である以上、やっぱり人間関係だけは続ける商売をしたい!
改めて、そう確信しました!
【 ローマ教皇のお言葉 】
「 笑い方を忘れた人、遊ぶことのない人、不思議さも驚きも感じない人がいる。まるでゾンビのようで、彼らの心臓は鼓動を止めている。なぜならそれは、誰かと人生を祝い合うことが出来ないからだ。もし、あなたが誰かと祝い合うことが出来たなら、それは幸せであり、実りある人生となるだろう。
一体、何人の人が、物質的には恵まれていても、例えようのないほどの孤独の奴隷になっているだろうか。
繁栄しながらも、誰が誰だかわからないこの社会において、老いも若きも数多くの人を苦しめている孤独に私は思いを馳せる。
最も貧しい人に尽くしたマザー・テレサがかつて、予言的なことを言った。
『 孤独と、誰からも愛されていないという感覚は、最も残酷な形の貧困である 』と。 」
『 何を持っているか・何を得られるか、ではなく、誰と( 人生を )共有できるか! 』
木造ホーム㈱小川建美 代表取締役 小川賢一
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