『 社長の仕事・・・? 』 おがけんニュース2021.11号より
おがけんニュースをご覧の皆さん、こんにちは。 小川賢一です。
2年に1回はこのネタを書いているのですが、小川建美では2005年以来、2年に1回のペースで新卒採用を続けています。
これだけ継続している中小企業もほとんどなければ、転職が盛んな建築業界に限って言えば、従業員の9割以上が新卒採用の会社は皆無だと思います。新卒採用のメリットについては・・・話が長くなるのでやめておきます。
今回は『 2023年4月入社おがけん新卒採用プロジェクト 』(リーダーは入社7年目の高下さん、メンバーは入社11年目の岡﨑くん)の話です。
ちなみに、いつもは僕もメンバーに入っているのですが、今回からはオブザーバーとして参加しています。
今年の4月からスタートした当プロジェクトは、この夏に開催されたインターンシップで本格的なデビューとなりました。
そんな、翌日にイベントを控えたメンバーのひとコマです。
僕 「 今日はちょんまげして気合い入っとるなぁ!!! 」髪を後ろで束ねている高下さんを見て、デリカシーのない一言・・・
高下さん 「 えっ?!気合いは入ってますけど、髪は関係ありません!なんてこと言うんですか!! 」
数時間後、3人が集まるプロジェクトミーティングで、今度は・・・
岡﨑くん 「 サムライのようじゃな!!気合い入っとんじゃなぁ!!! 」同じく髪を束ねた高下さんに、デリカシーのないセクハラ発言・・・
高下さん 「 岡﨑さん・・・社長と発言が全く同じですね!ちょんまげとかサムライなんて言ってきたの、お二人だけですよ?! 」
岡﨑くん・僕 「 ・・・ 」
僕 「 岡﨑くんは30代、僕は50代。こんなところに絶滅危惧の日本男児がいたとは・・・ 」これもアウト?
ほんとはダメです!この会話!!信頼関係あってのやりとりなので、髪を一つにまとめ やる気のみなぎる高下リーダーに動機付けされた岡﨑くんと僕は、インターンシップイベント(インターンシップを開催する会社が学生さん向けにPRするイベント)でベストを尽くしました!
毎回ながら、こんな無名の弱小会社が学生さんの目に留まるためには、まず『 内容 』よりも一瞬の『 見た目 』の違いを出さなければ何も始まりません(いくら最高の商品でも、人に知られなければ一つも売れませんよね)。
会場の9割9分の会社は、プロジェクターを持って来て、見たらわかるようなスライドを映しながら、採用担当者がそのスライドを真面目に音読するのが主流です。
その中で小川建美だけにしかない違いは、おじさん(社長)である僕がプロジェクターを使わず、身ひとつでしゃべりたおすこと!
元気のいいおじさんがず~っとしゃべっているブースは他にはなく、それが実は社長!!
これはとてもインパクトがあるんです!このやり方で差別化をしてきて、毎回数十社ある会社の中でもベスト5くらいの成果を出してきたと思います。
でも、今回の採用プロジェクトでは僕はオブザーバー(補佐)。
前面に出るのはやめて、同様にプロジェクターは使わないスタイルですが、おじさんの代わりに元気のいい若者(高下さん&岡﨑くん)が、ず~っとしゃべっているブースとなりました。
でも、若者の元気がいいのは当たり前なので、さらにインパクトをプラスするため、高下リーダーは僕に会場でのチラシ配りという役割を与えたのです。胸には『 社長 』という名札をつけて・・・
僕 「 (学生さんに狙いを定めて)このブースで絶対にいい話をするんで、聞いていきませんか? 」
学生さん 「 あっ、まぁ・・・ 」
僕 「 僕は『 社長 』という名字なんですが・・・(不思議そうな学生さんの反応を見て)ウソです(笑) 僕が社長ですが、ブースではうちのスタッフがほんとにいい話をするんで!! 」
学生さん 「 (゚Д゚)!! 」社長がチラシ配りをしているという事実に頭が追い付いていない様子の学生さん
ただの気のいいおじさんに見せかけて、実は『 社長 』である僕が、冗談ぽく声をかけることで、学生さんも緊張がほぐれ、心を開いて興味を持ってくれる!
今回が初めての『 社長のチラシ配り 』は、まさに他社にはない違い・差別化になったのでした!!!
『 18年続いているこの「 おがけんニュース 」も今時、超アナログなニュースペーパー!差別化です。 』
木造ホーム㈱小川建美 代表取締役 小川賢一
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