『 年賀状って、必要? 』 おがけんニュース2021.02号より
おがけんニュースをご覧の皆さん、こんにちは。 小川賢一です。
今年もOBさんからの年賀状が、な・な・なんと201枚も届きました!!!
非公認ですが、岡山で一番お客さんから年賀状が送られてくる会社だと自負しております。。。
この枚数は2007年以来、15年連続で増えているのです。
ところが全国の年賀状発行枚数は2003年の44億枚をピークに減り続け、2021年の発行枚数は半数以下の19億枚になったそうです。世の中では減少しているのに、小川建美だけが増加しているのは、異常な現象だと思います。
そして、その異常ともいえる特別さは、OBさんとの繋がりを大事にしてきたことの結果=必然で生まれたものなのです。
実は、世の中の年賀状の量がピークだった2003年頃に、小川建美から年賀状を出すのは止めました。
それまではお客さんはもちろん、協力業者さん、これから家を建てるかもしれないお客さんにも何百枚と出していたのに、一度リセットして0枚にしたのです。
きっかけは業績が悪化して、経費を見直した結果なのですが、惰性でやり続けている事を見直し、本当に意味のある事を厳選した結果、年賀状は出す意味・理由がないと判断したのです。
当時は何百枚も年賀状を出すけど、返ってくる年賀状は協力業者さんの義務役割的な年賀状と、営業目的の年賀状だけで、お客さんからは1枚も返ってきませんでした。なので、その時の年賀状を出していた目的であった業績を上げるための効果は皆無でした。だから当然廃止となったのです。
全国の年賀状が減少している理由の一つに『 意味がない 』からというのもあると思います。だって、皆さんの所に営業目的の年賀状が届いたとしても、よほどの特典がない限り、あまり意味がないですよね。年賀状廃止を決める企業も毎年増えているように感じます。
そんな中、小川建美では2007年に年賀状を復活させました。
理由は『 一生に一度の買い物である家 』を数ある住宅会社の中から小川建美を選んでくれたのに、『 人生で一番信頼する相手 』として小川建美を選んでくれたのに、完成後のお付き合いが疎遠になるのが寂しかったから、せめて年賀状で繋がっていたいと思ったからでした。
繋がりを続けていくための手段として、年賀状を出すようになった結果、1枚も来なかったお客さんからの年賀状が届くようになったのです。
毎年OBさんが増えるのに比例し、年賀状も増える!こんなに嬉しい事、恵まれている事はありません。
本当に有難い事です。
そうは言っても最近の若い人達には年賀状を出す習慣がありません。
新年のあいさつはLINE・・・子供が生まれたらインスタでお知らせ・・・
その世代の人達がOBさんになったら、必然的に小川建美にも年賀状は届かなくなるでしょう。
でもそれは『 繋がり 』がなくなるのではなく『 繋がり方 』が変わるだけなのです。
あくまで僕が目指しているのは『 新規の拡大 』ではなく『 繋がりの継続 』。それを目指してきたことで、OBさんとの繋がりが強くなり、そして徐々に広がっていき、さらに色んな縁を感じることができるようになったのです。
例えば・・・
とあるOBさんが、エアコンの取り付け業者に来てもらった時に、「この家は小川建美さん?」と業者さんに聞かれ「なんで分かったの?」と思ったら、その業者さんも小川建美のOBさんということがあったり・・・
事務所で図面の打合せをしているOBさん同士がすれ違った時に「あっ、○○ちゃん!?小川建美で建てるの!?」と高校卒業以来の感動の再会があったり・・・
「うちの子の保育園の先生が小川建美さんで建てたって言ってたので、とても親近感がわきました!」というOBさんが珍しくなくなってきたり・・・
小川建美の採用試験を受けていた学生さんやOBさんのお子さんが小川建美で家を建ててくれたり、十数年前に建てられたOBさんのお子さん(お家の建築当時は小学生)が今年の4月 小川建美に新入社員として入社予定だったり!
こんなに色んなご縁を感じられて、心がホッコリするエピソードを、よく耳にするんです!
いいね何百件とか、フォロワー何万人とかが目立ちやすい時代ですが、だからこそ、小川建美を『 知っている人が多い 』ことよりも、小川建美を『 信頼している人が確実にいる 』ことの方が、僕にとっては幸せなことだなと感じています。
『 OBさんからの年賀状枚数で住宅会社を選別するのも、ありだと思います。 』
木造ホーム㈱小川建美 代表取締役 小川賢一
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