『 値引きについて… 』 おがけんニュース2020.12号より
おがけんニュースをご覧の皆さん、こんにちは! 小川賢一です。
先日、10年ぶりの重大事件・・・? が ありました。
経緯は、こうです。
※ 木次くん(4年目営業マン:見学会の責任者) 杉ノ原さん(4年目営業マン:ムードメーカー)
木次くん 「 今月の見学会は、もともとお客さんとの打合せが入ってる営業マンが多くて、待機できる人が足りんのよ・・・」
杉ノ原さん 「 現場監督とか、コーディネーターにお願いしてみたら? 」
木次くん 「 みなさん、その日はもう 予定があるらしいんよ・・・」
僕 「 じゃあ、俺、いこうか!? 」
木次くん 「 ・・・!!! 」
杉ノ原さん 「 えっ?! あっ! ハイ、 イヤ、 あの、 その・・・」
僕 「 いや、遠慮せんでも、ほんまに俺、大丈夫で!!」
木次くん 「 あっ、ハイ。では上司に許可を・・・いや、相談してみます・・・ 」
僕 「 上司・・・? ( 営業部の責任者は藤井くん&野村くん。でも、そもそも会社の責任者は僕・・・) 」
杉ノ原さん 「 一応、そう、だ・ん・です・・・」
この会話が噛み合わなかった原因は、決して『 社長 』である僕に遠慮したからではなく、「 本当に社長に来てもらっても大丈夫か!? 」という不安があったからなのです。
実は、僕は10年前、当時の営業責任者から接客禁止命令を受け、それ以降はどんなに人手が足りなくとも、僕が見学会待機を依頼される事はありませんでした。
せっかく小川建美の見学会に来てくれたお客さんに他社を薦めてみたり、一所懸命に接客している営業マンの話に割り込んでそのスタッフのおもしろエピソードを披露したりしていた事が、営業妨害と判定されたようです・・・。
僕としては、そのお客さんにとってのベストな選択肢を伝えたり、盛り上がっていない接客を手助けしようとしただけなのですが・・・。
そんなこんなで、10年間の執行猶予期間が満了。
晴れて見学会場に待機する事になったので、隙を見て、営業マンの接客に絡んでいきました。
そこでもらった質問が『 なぜ小川建美さんは、値引しないんですか?』
これはとても重要な質問なので、ポイントを整理しておきます。
【 小川建美が 値引きをしない理由 】
① お客さんによって値引き額が違い、不公平だから 。
⇒ 一番大切にしなければならない紹介のお客さんは競合しにくいため、値引き額が一番少なくなる
② 値引きをする会社は、適正利益を失い、結局値引きは自分( 会社 )に跳ね返るから。
⇒ 給料が上がらない → 社員の離職 → 倒産・・・
③ 値引きをした物件は、下請け業者への値引き発注につながり、家の質が下がるから。
⇒ 一流の職人さんが離れる → 三流の職人 → 欠陥住宅・・・
④ 営業マンの心理として、値引きをしたお客さんには より良くなる提案をしなくなるから。
⇒ 良い家づくりにならない・・・
⑤ 最初から値引き額を上乗せしている事があるため、本当の金額が分からなくなるから。
⇒ 嘘をついたら、お客さんとの信頼関係なんてつくれない!
⑥ 値引きをする会社は『 お金 』が一番!『 人 』を大切にしなくなるから。
⇒ 売れればいい、安ければいい、不良品は下請けに押し付ける・・・
⑦ 値引きをする会社は、儲かった瞬間に、真っ先に社長の車が高級外車に変わる!
⇒ 社員さんは、それを見てどう思うのだろう・・・
結局、値引きも、儲けすぎも良くない!
社長の給料も利益も、適正価格を追求します!
『 見学会にご予約の際は、「 社長の話が聞きたい!」とコメントいただければ幸いです・・・ 』
木造ホーム㈱小川建美 代表取締役 小川賢一
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