『 家は買うもの!建てたら終わり…? 』 おがけんニュース2020.11号より
おがけんニュースをご覧の皆さん、こんにちは! 小川賢一です。
コロナウイルスの流行で自粛➡外出してはいけない➡買い物はインターネットで・・・家もネットで購入?最近は、『保険』も『車』もネットで購入する時代になってきて、会社に出勤しなくても仕事はできますし、接客もAIがしてくれる・・・こうなってくると、小川建美という会社が無くなっても、家を建てる会社はいくらでもあるし、だれも困りません・・・つまり、存在価値がないということ!
なぜなら、小川建美の商品は『家』という大きい物体ではなく『楽しい家づくり』というサービスを商品価値としているので、それをお客さんが求めていなければ、『家』もインターネットで購入できるし、担当は誰でも良い、もっと言うと『AI』でも良いということになります。
もし、存在価値のない会社なら、僕は会社を経営する事に意味を持てないし、何より、スタッフはそんな会社で働きたくありません。
給料のいい会社や、休みの多い会社に転職するでしょう。
でも、まだ、かろうじて、少ないかもしれないけど、現段階では小川建美の存在価値はあります。
なぜなら、小川建美で夢のマイホームを建ててくれるお客さんは、1年間の建築スケジュールが埋まっていることによって工期が少し長くなっても待ってくれます。
また、他社と同じ大きさのお家で金額が200万高くても(もちろんその分仕様は違います)小川建美で契約してくれるお客さんもいるのです。
何十社も住宅会社を見てもピンとこなかったけど、小川建美と出会って迷わず決めてくれたお客さんもいます!
そして、何より小川建美で建てたくれたOBさんが、まだお家を建てていないお友達をたくさん紹介してくれる!
これ以上に存在価値を感じることはありません。
『今』はいいですが、時代は急激に変化しています!
先日、ニュースで気になる記事がありました。
『政治問題』に関するもので、安倍総理大臣が辞任する直前の自民党支持率の記事でした。
『森友・加計学園問題』や『桜の会』『日本学術会議任命拒否』など、多くの疑念があった内閣だったことも影響してか、ほとんどの世代で不支持が支持を上回る中、なんと、20代だけが支持46% 不支持29%だったそうです。
これは政治に興味がないとか、知らないとか、勉強していないからとかではなく、今の若者は自由主義や個人主義の中『自分達が良ければいい』『自分の家族やまわりの人と関係なければどうでもいい』『余計な事はしない』 。
もっと言うと『政治といえども自分達に干渉して欲しくない、だから干渉もしない』という傾向があるのだそう!
しかも、これがフツウで、そして価値観までになっているそうです・・・将来、家を建てる人達がこんな価値観なら・・・多分、小川建美は求められないでしょうね・・・。
そういえば、かなり前の事ですが、飲酒運転で事故をしたというニュースを見ていた時、強烈に違和感が残った事も、実はフツウの事だったと気付きました。
当時の事故の様子が防犯カメラの映像に残っていて、横断歩道のある交差点で信号待ちしていた歩行者の中に、歩道を乗り越えて突っ込んで行く車がはっきりと映っていたのですが、その直後の様子が僕にとっては衝撃でした。
その中に小学生が数人いて、幸い小学生の集団の横を車が抜けていったので、児童達は無事だったのですが、その直後、信号が青に変わると、そのまま小学生の集団たちは歩道を渡っていったのです。
すぐ横で大人が轢かれて倒れているのに・・・。
誰かに「行っていい」と言われたのかもしれないですし、危ないからすぐにその場を離れた方が良かったのかもしれませんし、小学生へ対して思う事ではないかもしれませんが、人情としては、ケガをした人が気になり、せめてもう一回信号を待って欲しかったのは僕だけでしょうか?
『一期一会』 。
出会いは一生に一度だけのかけがえのないものです。
こう考えたら、もっと違う社会になるのに!と思います。
住宅会社で言うと、お客さんとの関係は、完成したら終わりではありません。
でも、それが出来ている住宅会社は多くないです。なぜなら、本当の意味では繋がっていないからです!
つまり、義務役割でアフターをするのと、一期一会の気持ちでアフターをするのでは、対応が変わってくるということです。
前者は『怒られたくないから』対応する。
後者は『OBさんが困っているのをなんとかしてあげたい』から。
創業したばかりの会社や、拡大を目指している会社ほど、新規のお客さんばかりに意識がいき、後者をおろそかにしてしまうことが多いのです。
『 20代のことをもっと知るために、新規事業のターゲットはご年配でも、子どもでもなく、若者にしました! 』
木造ホーム㈱小川建美 代表取締役 小川賢一
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