『 さ・く・ら は 心に沁みます! 』おがけんニュース2019.04号より
おがけんニュースをご覧の皆さん、こんにちは! 小川賢一です。
2019年4月1日。新入社員3人の入社式を岡山店で行い、岡山店の営業がスタートしました。
桜の開花と共に『平成』から『令和』へと移り変わっていく中で、新人3人の社会人としての第一歩と、小川建美としての新しい一歩を踏み出した記念の日として、心に刻みました。
僕が社長になってから15年、中途採用をやめて新卒採用に絞り、13名だったスタッフも今年で27名になりました。
2年に1回、新卒を2人採用するという計画通り、年平均で1人の増員。僕にとって理想の規模拡大になりました。
買い手市場(学生さんの数 ≧ 企業の採用人数)の時は、入社3年以内に1/3が辞めていくのを見越して、どの企業も予定より多くの人数を採用するなど、新入社員をとても軽く見ているようでした。
それが売り手市場(学生さんの数 ≦ 企業の採用人数)になると、企業の態度が激変し、『働きやすさ』や『社風』『福利厚生』をアピールするようになりました。
もちろん、政府の『働き方改革』の影響もあるでしょうが、一番の理由は『採用氷河期』に突入したからだと思います。
でも、外部環境で、採用方針や行動は変わるかもしれませんが、会社の思想や経営者の考え方・想い・信念は変えてはならないと思います。
だって、最初から過保護に扱われる新入社員が、厳しい競争を勝ち抜いた先輩社員の事を敬えるはずがないし、先輩社員は後輩を見て「甘い!・ゆるい!!・ぬるい!!!俺たちの頃は・・・」と言うに決まっています。
その結果、社風が悪くなる→社員同士の信頼関係がなくなる→情報共有の低下→対応するスタッフによってサービスが変わる→サービスが低下し、お客さんの満足はおろか、不満を提供するようになるのだと思います。
そういう意味でも、社員さんに対する考え方は決めておかないといけません。
社長になるまでは、新入社員が入社しても「部下や後輩が増えた」くらいにしか思えなかったのが、社長になってから採用してきたスタッフは、採用活動に僕が参加していた事もあり、子供が生まれる時のような、家族が増える感覚になってきました。
自分の子供なのでとても『大切』だし、『成長』が楽しみでなりません!
そんな子供(新入社員)を迎えるにあたって、6年前から内緒でご両親を訪問するようになりました。
僕に課されたミッションは3つ!
① 小川建美という会社がどんな会社なのかをご両親に知ってもらう事
② 入社式で流すムービー用に、小さい頃からの成長の過程が分かる写真数枚を預かる事
③ ご両親から社会人になる子供へ宛てて、想いの詰まった手紙を預かる事
『ブラック企業』『パワハラ』という単語が飛び交う中、聞いた事もない会社に大切な子供を預けるご両親の気持ちを考えると、しっかりと会社の事を知ってもらうのはとても重要だし、僕(経営者)がどんな会社かを直接説明させてもらうことで、少し安心してもらえたらと思います。
また入社式は、幼い頃の写真を見たり、ご両親がどんな気持ちで育ててきたのか代読の手紙を聞いたりすることで、子供たちに感謝の気持ちを持ってもらうと共に、社会人としての『初心』を刻んでもらうために開催しています。
入社してからの教育も、この規模の会社の中では、かなり手間をかけてやります!中でも恒例になっているのが『試験』です。
最初の試験は『お茶出し試験』『電話対応試験』。他の会社ではサラリと説明し、「あとは実践!」というところもあると思うのですが、うちでは試験に合格してやっと、お茶出しや電話対応ができるようになります。
かなり厳しい目でチェックする試験なのですが、それは、本人に試練を乗り越えて成長して欲しいという想いと、お客さんに満足してもらうためにも、しっかり対応できるようになってからデビューして欲しいという考えだからです。
新人は入社以来、練習や試験に一生懸命取り組んでくれています!
事務所に電話された時は新入社員が出るかもしれません。
ぜひ皆さんご注目下さい!
『 社員を大切にする会社 = 顧客満足が高い会社だと思っています! 』
木造ホーム(株)小川建美 代表取締役 小川賢一
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