おがけんニュース

【 2016年3月号 】 あ・い・さ・つ!!

更新日:2016年03月09日  カテゴリー: おがけんニュース

おがけんニュースをご覧の皆さん、こんにちは! 小川賢一です。


『おがけん』にとって、2年に1回の採用シーズンがやってきました!

本当は1年に一人ずつ採用していきたいのですが、
採用活動も新入社員研修も膨大な時間・手間・お金がかかるので、
2年に1回、2人ずつのペースで採用しています。

僕は事業を拡大したい欲求はほぼないのですが、
スタッフに成長して欲しい気持ちはとても強く、採用活動を行う一番の目的も、
成長にとっての一番の敵=マンネリを取り除くことです。

誰でも新入社員の時は、すべての事が初めてで、ワクワク・ドキドキの連続です。
そんな新人を横で見ている既存スタッフもそのエネルギーを感じ、
新鮮な気持ちが呼び起こされ、「後輩にちょっといいとこ見せてやろう!」
と頑張ったりします。

つまり、小川建美が『新卒採用』を続ける大きな理由は
『既存スタッフの活性化』、といっても過言ではないのです。


2017年3月卒業の学生さんの就活は3月がスタート。
3月1日にはジップアリーナで約150社の企業が集まり、
合同説明会を開催しました!

2000名以上の学生さんが来場し、各企業の説明を聞くイベントです。
つまり企業側は学生さんに興味をもってもらうためのプレゼンを行うのですが、
なにしろ『おがけん』は学生さんにとって、「知名度0%」に限りなく近い会社。
他社と同じ事をしていては、立ち止まっても もらえません。
他社と違う事をしなければ…つまり、目立たなければ、誰も気に留めてくれないのです。

『おがけん』ブースが他社と違う所は3つ!

① ほとんどの会社が説明するであろう会社の業績(自慢話)はしない!
(よく聞く「弊社の売上は・・・」というやつはNG)

② プロジェクターやパンフレットは使用しない!
(紙や映像を見れば分かるものをわざわざ伝えるのは時間のムダ!)

③ 誰が話すのか?⇒会社に対して一番熱い想いのある社長がプレゼンする!


これだけ違うと、150社の中でも結構目立ちます。
なおかつ、限りある時間の中で、より多くの学生さんに会社の事を理解した上で
興味をもってもらうために、雑談や質問コーナーを設けることなく、
30分間『おがけん』らしさを凝縮した、練りに練った内容を一方的に話し倒します!

淡々と話すのではなく熱意をもって、情熱的に、
答えは求めないけど問いかけをするなど、30分間が退屈でなく、
あっという間に過ぎてしまうプレゼンを繰り返し行うのです。

今回は朝11時から夕方5時までの間、30分の話を11回
のべ149人の学生さん相手に僕一人でやりきりました。
(普段の仕事ではスタッフが主役ですが、
採用活動でプレゼンをする時は僕がメインです)


このプレゼン、僕が一番気をつけている事は、
多くの会社が複数のスタッフで交替しながらプレゼンする中、
たった一人で11回話し切る事!…でもなく、毎回同じ内容を話す事!
…でもありません。

一対複数で話す場合は特に、「一人一人に向けて話しかける事」に集中しています。

『僕 = 話す人・学生さん = 聞く人』 では、
「〈学生さん〉どうせ、良い事しか話さないんでしょ?」
「〈僕〉どうせ、そんなに興味をもって聞いてないんでしょ…」
とお互い壁を作ってしまい、それだと伝えたい事も伝わりません。
だからこそ、一方的に話をしているけど、
会話をしている関係でなければならないのです。

そのために必要なのは、相手にとって意味(メリット)のある内容や、
相手が聞きたい内容に特化して話すことです。

決して自分が話したい事を話すのではありません。
その上で、会話をスタートするためにとっても大切なのが あ・い・さ・つ なのです。

①「今日は小川建美の話を聞きにきてくれ、ありがとうございます」ではなく、

②「皆さん、こんにちは!」から始まります!
(※ 注:元気よく、明るく、笑顔で、視線を合わせて)


 ①の場合、学生さんは「・・・」何も答えませんが、
②の場合は、必ず全員の学生さんが「こんにちは!」と答えてくれます。
つまり、それがコミュニケーションの始まりです。

会話をしない限りお互い相手の事は分からないし、
相手の事が分からなければ信頼関係も作れません。
これは、会社とお客さんの関係でも同じです。

① 「いらっしゃいませ!!!」 
→ 「いらっしゃいました!」なんて答える人はいないので、おそらく「・・・」無言

② 「おはようございます!」  
→ ほとんどのお客さんは「おはようございます。。。」皆さんなら、どうですか?




『見学会、または事務所に行った時の挨拶で、その会社の考え方が分かります!!

                     木造ホーム㈱小川建美 小川 賢一     

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【 2016年2月号 】 おがけんは非常識?

更新日:2016年02月09日  カテゴリー: おがけんニュース

おがけんニュースをご覧の皆さん、こんにちは! 小川賢一です。


最近の事務所での出来事。お客さんからの問合せの電話にたまたま僕が応対し、
話し終えた後の話です。


阿弓さん 「お問い合わせの電話でしたね!
      何を見て電話して来られた方ですか?
      ホームページですか?雑誌ですか?」


僕    「えっ、聞いてねぇ~わぁ~・・・」


阿弓さん 「・・・じゃ、資料を送るので、
      その方の住所と名前を教えてください♪」


僕    「あっ、聞くの忘れとった!!」


阿弓さん 「・・・・ちょっと社長!電話を取るのは初めてじゃないんですから、
      ちゃんと必要なことくらい聞いてください(怒)!!!」


僕    「・・・」


以降、僕が問合せの電話に出たときは、必ずスタッフの誰かが
『住所と名前を聞いてください』というメモを、
そっと差し出してくれるようになりました・・・

というか、基本的に『社長 電話応対禁止』となりました・・・
※阿弓さん=入社5年目の広告・HPの担当者

 

更に、先日の見学会での出来事。普段は見学会に行く事があまりないのですが、
たまたま近くで用事があり、その帰りに立ち寄ってみると・・・


満理子さん「えっ!?社長・・・何しに来たんですか?珍しい・・・」

僕    「ちょっと近くまで来たから寄ったんよ~」


近くにいたOBさん「えっ!『何しに来たんですか』って・・・
         社長さんに向かってその言い方?若い女性のスタッフさんが!?
         ・・・・・どういうこと???」

※満理子さん=入社3年目の女性スタッフ



どうですか?「普通の会社」なら、あり得ない会話です。
悪い言い方をすれば「非常識」とも取れるかもしれません。
でも、小川建美ではよくある会話で、それによって人間関係が悪くなる事はありません。


先日、全日本女子バレーの真鍋監督の講演を聞く機会があったのですが、
真鍋監督はこんな事を言っていました。

「僕が監督になった時、オリンピックでメダルを取ると言ったら、
当時のバレーボール協会会長に非常識だと言われた。
それで、僕は非常識常識に変えてやろうと思ったんです。」

そこで、真鍋監督が発案したのは、
①オリンピックの試合の直前に選手の背番号をシャッフルする 
②髪型を全員同じにする という、まさに非常識なアイデアでした!

近年の女子バレーでは選手の背番号で相手チームのデータ分析をしているので、
それを逆手に取って混乱させる作戦です。

さすがに髪型の件は選手に断られたそうですが、
背番号はシャッフルし、見事に銅メダルに輝きました!

非常識
常識を超えて成功した1つの良い例だと思います。


先ほど僕と若手スタッフの会話を一般的には「非常識」だと書きましたが、
つまり「常識ある会社」では「社長に気を遣うのが当たり前」―――
もっと言うと「お客さんよりも社長・上司に気を遣うのが当たり前」なのです。

一方、「非常識な小川建美」では、僕とスタッフの関係はナチュラルで対等に近く、
その間の発言が問題になることはまずありません。

その代わり、お客さんがないがしろになるような事があれば、
その時は徹底的に話し合います。


また、多くの「常識ある会社」では『売上目標』と
『顧客満足』を同時に目標に掲げます。

「会社としての利益もお客さんの満足も、同じくらい大事!」という訳です。
でも実際は、『顧客満足』を追求すればするほど1人のお客さんに集中してしまい、
『数(売上)』はおろそかになるため、『数(売上)』を第一優先することになり、
結局『顧客満足』を後回しにしてしまいます。

『顧客満足』を追求した結果『数(売上)』が上がるのが理想ですが、
なかなかそうはいかないのが現実。

こう考えてみると、「常識」の中には、たくさんの矛盾があるように思います。

「非常識」な小川建美には、
『作業は効率を追求し、サービスは非効率を追求する』という行動指針があります。

多くの「常識ある会社」は『数(売上)』のため、常に効率を追求します。
でも『サービス(顧客満足)』のほとんどは非効率なので、
結果的に顧客満足がおろそかになるのです。

僕は、「サービスとは人の気持ちから生まれる行動(コト)で、
お客さんはモノよりコトに満足感を感じた時に感動する」

「効率はモノに付加価値を生み出し、非効率はコトに付加価値を生み出す」
と思うのです。

だからこそ、効率だけでなく、非効率も追及する意味があるのです!!


『非効率に対する考え方で、その会社の思想が分かります。
おがけんの非効率=お施主様感謝祭(運動会)・
もちなげイベント・5年間無料メンテナンス・
お施主さんが積極的に参加できる家づくり・
超アナログのこのニュースレター・・・

            木造ホーム㈱小川建美 小川 賢一     

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【 2016年1月号 】 何に見えますか?

更新日:2016年01月09日  カテゴリー: おがけんニュース

つぼキーク 正面







おがけんニュースをご覧の皆さん、明けましておめでとうございます!
小川賢一です。

 

小川建美では、毎年2回(賞与支給時)に
全スタッフと社長面談(一人に対し約1時間)を行います。


目的は3つ!

① 会社(僕)に対する、内に秘めた不平・不満はないか?

② スタッフ同士の仲は悪くないか?

③ 人生において、問題を抱えていないか?モヤモヤしていないか?


面談の様子・・・

僕(質問1) 「最近どう?」(唐突に必ずこのフレーズから入ります。)

スタッフA 「どうって言われても普通です・・・」 
⇒ この場合、①に対する不満はありません

スタッフB 「いや、実は・・・」 
⇒ この場合、だいたい①に対する不満を喋り始めます



僕(質問2) 「何か気になっている事とか、問題はないの?」

スタッフA 「特にありません。」 
⇒ とても元気に、前向きに働いています!

スタッフB 「いや、実は・・・」 
⇒ この場合、だいたい②に対するモヤモヤを抱えています

スタッフC 「・・・(無言)」  
⇒ この場合、だいたい③に対する問題を抱えています




質問1・2でも問題がなければ、サラッと世間話に突入し、お互いの理解を深めます。


そして、不平・不満・問題・悩み・モヤモヤの原因は
だいたい人間関係から発生しているようです。

面白い事に人間関係といっても、特定の人と言い合いになったわけではなく、
悩んでいる本人が一人で『あの人はこう思っているのでは・・・』とか
『こう言ったら、きっとこう思われるだろう・・・』と勝手に想像しているのです。
相手には何も伝えることなく・・・ 



さてここで、タイトルの問題の答えです。
正解は『つぼキーク』という肩を指圧する道具です。

つぼキーク 横







常に肩こりに悩まされている僕は、自宅・職場・車にそれぞれ1つずつ、
計3つの「つぼキーク」を常備し、愛用しているのです。


正面から見るとただの棒に見えますが、
横から見ると「あぁ、なるほど・・・」と感じると思います。

何が言いたいのかというと、同じ物でも見る角度(見る位置)によって、
見え方が違うという事です。

もっと言うと、いろんな人がいろんな立場で自分を見る時、
それぞれの立ち位置によって意見は違うという事です。

だから、その事を気にしてもまったく意味がないと僕は思います。


では、なぜ人は周りの目を気にするのでしょうか?
それは、他人から良く見られたいからです!
そして、良く見られたい人に限って、他人に合わせて
偽りの自分でいることが多いのです。

つまり、自分の思っている事と違う言動・行動を取るということです。
相手に気に入られたいがためにこれは、営業マンに多いタイプです。。。


外見がよく、清潔で、お洒落で、スマートで、愛想がよく、気が利いていて、
知識があり、心からお客さんの事を思っているスーパー営業マンなんて、
そうそういません。

極端にいうと、一見完璧だけど裏がある営業マンと、
不器用だけど素直で真面目な営業マンに分かれます。

分かりやすく言うと、結婚相手なら、外見よりも中身で選ぶか、
中身よりも外見で選ぶか?の究極の選択。


職人さんなら(一概に技術と人当りの良さが反比例するとは言えませんが)、
口は悪いけど腕のいい職人さんを選ぶか、
愛想はいいけど適当な職人さんを選ぶか?だと思います。


つまり、長所があれば短所も必ずある!
思いやりのある優しい人は、甘やかしの傾向があるし、
強い信念を持った人は、頑固なことが多いのです。

そんな、良い面と悪い面を併せ持った人の方が人間らしくて良いと思うし、
僕は好きです!皆さんはどう思いますか?



『小川建美の大工さんは、口が悪い人が多い…です…いい意味で…』

                  木造ホーム㈱小川建美 小川 賢一

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【 2015年12月号 】 歴史は語る!

更新日:2015年12月10日  カテゴリー: おがけんニュース

おがけんニュースをご覧の皆さん、こんにちは!小川賢一です。

 

先日、『第11回お施主様感謝祭 おがけん大運動会 in 岡山ドーム』を開催し、
110434のお客さんが参加してくれました!


当日は雨のち曇りという天候に加え、
家族で楽しめる魅力的な他のイベントに参加したり、
ショッピングモールへ買い物に行ったり、何よりも今年は、
岡山マラソンを応援しに行ったりする選択肢があったにも関わらず、
こんなにも大勢のお客さんに丸1日参加してもらって、
感謝の気持ちでいっぱいです。

あるご家族では、奥さんとお子さんは朝から運動会に参加していて、
岡山マラソン42.195kmを走りきったご主人さんが
後から駆けつけるということもありました!本当に有難い話です。

 

そもそも11年前に、なぜお施主様感謝祭をやろうと思ったのかというと…

住宅会社の中には、紹介をもらうために感謝祭を
開いているところも多いのですが、僕らは違う目的で行っています。


もちろん、最初は心のどこかで紹介をもらいたいと思っていました。
いや、むしろ始めたきっかけは紹介のためだったかもしれません。


でも今は純粋にお客さんに感謝し、初心を思い返すためにやっているのです。


その初心とは、僕の過去の経験・体験からきています。
さらに言ってしまうと、小川建美の歴史から、
現在の初心は形成されているのです。

 

小川建美 創業55年の社歴


 1961年  小川建具製作所として創業(丁稚奉公で修業した僕の父が、
                   建具職人として倉敷市水島で事業を始める)


 1967年  株式会社小川建美として会社組織になる


 1969年  建設業の免許を取得し、個人住宅の受注を始める


 1987年  岡山店を出店し、個人住宅事業の拡大を目指す


 1988年  小川賢一(僕) 
                   大学を卒業してすぐに入社(入社後3年間は大工として修業)
                 同時に西大寺・玉野へ出店


 1991年  岡山県の真ん中、久米南町にある東京ドーム1個分の敷地に、
                   自社工場を建設  同時に津山へ出店


 1990年  売上は10億を超え、のちに青江住宅展示場(1994年)・
       RSKハウジングパーク(1997年)に展示場を出展        

      
 ☆バブル成長期
 たった6年で15億も売上が伸びる
                   (積極的な中途採用・新卒採用でスタッフ増員)


 1996年  売上は25億を超え、社員数は100名を超える 


 ☆バブル崩壊期 たった7年で20億も売上が減少する
        (2001年から採用活動を止める)


 2003年  売上は5億を切り、多くの社員が辞め、わずか13名の社員が残る
       小川賢一、社長に就任(2004年)   


 ☆堅実成長期 12年かけ売上を5億から10億まで伸ばす
       (年平均6%成長・2005年から新卒限定で採用を再開)


 2015年  再び売上を10億に伸ばし、社員も11名増え
      (年平均だと、0.9人増員)24名となる


 

どうですか?この劇的な社歴…今でこそ堂々と言えますが、
バブル崩壊期当時は笑えないどころか、心はボロボロでした。


売上が半分以下に落ち込み、借金が売上の倍近くある会社ですから、
この世から消えていても不思議ではありません。
(ちなみに、現在は無借金です。)

僕の父親は貧困から抜け出すために、手に職をつけ創業しました。
最初はを求めて、必死に働いてきました。

そして、いつの日か『富』を手に入れ、
会社の目的を売上からお客様満足に転換したのですが、
その変化に、売上を追っていた社員はついてこれませんでした。


その結果、多くの社員が辞めていき、
残った13名の社員で会社の目的を『お客様満足』にして再出発したのです。


当時は『売上』も維持しつつ『お客様満足』の追求を行っていましたが、
それが僕らの気持ちの中で100%の
『お客様満足』になった日 = 僕の初心なのです!

 

その日とは11年前に始まった『お施主様感謝祭』。
当時11組のお客さんが参加してくれたのですが、
住宅会社とお客さんという利害関係を離れて、
普通に雑談し合う中からこぼれるお客さんの笑顔は、
忘れる事ができません!その笑顔こそが僕の初心なのです!!!

先日もその笑顔をたくさんもらったので、
また1年、みなさんの笑顔を胸に刻んで真摯に頑張っていきます。



『小川建美55年の歴史は、このコーナーだけでは語りつくせません…!』
  
                木造ホーム㈱小川建美 小川 賢一

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【 2015年11月号 】 偽装と謝罪と涙・・・

更新日:2015年11月27日  カテゴリー: おがけんニュース

おがけんニュースをご覧の皆さん、こんにちは!小川賢一です。


最近テレビでよく『偽装問題』についてのニュースを見かけます。
フォルクスワーゲン排ガス偽装、横浜マンション杭打ち偽装

どちらも想像を超える大問題になっています。
フォルクスワーゲンの場合は罰金だけでも2兆円、
マンションの場合は4棟を無償で建て替えた上に、
仮住まいの家賃・引越し費用・仮住まいに関わる損害金・
慰謝料まで負担するそうです。
偽装をした方が悪いとはいえ、とんでもない金額です。

この2つの問題で、気になったのは経営者の対応の違いです。

フォルクスワーゲンの欧米人CEOは「私は知らなかった」と言って
莫大な退職金とともに早々と辞任し、誠心誠意の謝罪は感じませんでした。


それに対し、マンション問題の日本人経営者は、
販売会社の三井不動産の経営者ではなく、元請の三井住友建設の経営者でもなく、
杭工事の下請けである旭化成建材のトップと
その親会社である旭化成のトップが謝罪会見で深々と頭をさげ、
涙まで流しているのです。


この対応で、欧米人と日本人の差を感じるのは僕だけでしょうか?


欧米ではドライに『裁判してお金で解決』、
日本では情に訴え『誠心誠意の謝罪』という印象を受けました。


ただ、今回のマンション問題で腑に落ちないのは、販売した会社ではなく、
工事をした下請けの会社とその親会社が謝罪した事です。


僕は販売した会社のトップが全て引き受け会見するべきだと思うし、
せっかく出てきて謝罪したけど、あの涙は誰に対しての涙だったのだろう?
というのが正直な感想でした。

涙の会見で思い出すのは、
何年か前にトヨタ自動車の『ブレーキ不具合のリコール問題』が起きた時、
社長が米国で行った会見です。


当時、社長に就任したばかりの、創業一族である豊田章男社長が、
トヨタ車の不具合で死亡事故がおきた事に対して、
涙を浮かべながら会見したのです。


まだ、ブレーキの不具合が実証されてはいない段階(結局問題は発見されなかった)
での会見でしたが、「トヨタの車を運転していて事故で亡くなられた人がいる」
という事実に対して涙する姿に、一人の人間としての純粋さ・誠実さを感じました。


しかし、米国のマスコミはその涙を、「大企業のトップは強くあるべき」
という観点で『弱さ』と評価したのです。


ここでも国風の差を感じますが、僕はこれが日本人の『強さ』だと思いました。


その後の豊田章男社長のコメントが心に染みます。

 

 「台数や収益といった、本来、結果であるものが“目的”になってはいけない。

  もちろん、台数や収益の拡大を否定してはいません。


  営業担当は台数やシェアを伸ばすのは当然だし、

  経理担当は収益の確保に努めるべきなのです。

  
  ただ、本来、“いいクルマ”をつくるべき開発や生産現場の人間までが

  
  数字や台数に縛られてはよくないし、あってはならないことなのです。
  
  私は社長就任以来、
もっといいクルマをつくろうよとだけ、

  ずっと言い続けてきました。」

 

「販売台数世界一」が目的になったから、排ガス偽装が行われ、
「工期・利益」が目的になったから、
杭打ち偽装が起きたのではないでしょうか?


普通の会社なら、熾烈な出世競争を勝ち抜いた人が社長になるので、
勝ち負けや売り上げにこだわりがちですが、
豊田章男社長は良い意味でサラブレッド!


勝ち負けでない所に仕事の意義を見出しているのだと思います。

それはきっと、創業者から受け継いだ「想い」です。

 

実は、僕もサラブレッドでこそないですが、
経営者の息子として育った「お坊ちゃん」で、
出世競争をすることなく社長になったので、
勝ち負けにこだわったり、何が何でも目標達成という気質が薄いのです。


そんな僕にとっての仕事の意義は、
やっぱり創業者(父親)から受け継いだもの。


父親は中学を卒業後、丁稚奉公で修行して建具職人になり、
その流れで住宅に携わってきました。


同じ木材を扱う業種ですが、住宅よりも建具の方が許容誤差が小さく、
きめ細かい仕事がベースにあるので、
一言で言うと『きっちりした住宅』を造りたかったのだと思います。


その証拠に小川建美は岡山県で一番最初に
乾燥木材・ベタ基礎・釉薬瓦(狂いが少なかったり、耐久性のある建材)
を標準仕様にした、という歴史があり、
僕は父親からの遺伝により几帳面な性格なので、
その『きっちりした住宅』を受け継いでいます。

 


僕は協力業者さんに対して3つの約束をしました。
【新しい業者さんは採用しない】
【発注価格の値引き交渉はしない】
【安定した工事量(多くもならず少なくもならない)を発注する】


これらは、現場の目的を「競争」や「棟数」や「利益」にはせず、
安心して『きっちりした住宅』に取り組んでもらうための約束です。


『強者が嫌いだった僕はアンチ巨人・アンチトヨタでしたが、
 この度トヨタファンになりました!

 
           木造ホーム㈱小川建美 小川 賢一     

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