第1条(普通の社員)
普通の社員とは、小学校で学んだ事が守れることです。簡単なようでなかなか守れない事、もう一度思い出してください。例えば、「大きな声ではっきりと話す」「挨拶をする」「時間・約束を守る」「うそはつかない」「整理整頓をする」キゲンの悪い時、体調の悪い時、寝不足の時、本当に守れていますか?
第2条(仕事の目的)
人生は仕事とプライベートに区別されていますが、どちらも自分の人生を豊かにするための時間で、どちらも自分の意思で決意し行動しないと、人生は豊かになりません。つまり、やりたいと思うかどうかが、幸せと不幸の分かれ道です。仕事の目的は『お客様が満足し幸せになること』ですが、仕事の役割(他人の意思)で行動するのではなく、心からお客様の事を思い行動することで、自分も幸せになり、仕事の目標も達成できるのです。不幸な人がお客様を幸せにできるはずがありません。本当の意味での仕事の目的は『ともに幸せになること』です。
第3条(仕事の姿勢)
≪楽しい家造り≫をお客さんに提供するおがけんスタッフが、仕事を楽しむのは当たり前です。何も考えずにボーとテレビを見ているのは「楽」をしているだけで、仕事を「楽しむ」とは、まず「やりたい」という欲求があり、それに向かって考え、努力し、やりきってこそ満足感が得られ「楽しかった」と思えるのです。
第4条(目的と目標)
楽しむために必要なのは目的と目標です。≪目的≫とは「なりたい姿」で、ずっと追い求めるものです。≪目標≫とは目的に近づくために、具体的にいつまでに何をどのようにするのかを明確にしたものです。大切なのは≪目的≫を自分の欲求にすることと、≪目標≫は達成するまで毎日意識し続けることです。 (目的は進むべき方向性で、目標はそこまでの行き方)
第5条(気配り)
気配りとは周りで起きていることに常にアンテナをはり、役に立つ情報は瞬時に公開することである。逆にそうしていないのは自分だけよければよいという考えで自己中心的である。性格にもよりますが、できるだけ人のことが気になる性格になりましょう。そうすれば圧倒的なスピードで仕事が進むでしょう。
第6条(改善)
人の欠点をつくことは誰でもできます。欠点をなくすための行動を実行することが、本当の改善です。言いだしっぺが偉いのではなく、改善を実行した人がすごいのです。考えて見てください、人のせいにする人ほど改善はできていないはずです。
第7条(仕事の効率と非効率)
工事の生産や事務処理は効率を追及します。効率の良い仕事とは、まず計画を立てることから始まり、PDCAをまわして自分にしかできない仕事をできるだけ多くこなすことです。逆にサービスは非効率を追及します。サービスとは人の気持ちから生まれる行動(コト)で、お客さんはモノよりコトに満足感を感じ、感動します。効率はモノに付加価値を生み出し、非効率はコトに付加価値を生み出すのです。
第8条(上司の姿勢)
人に仕事を頼んで失敗したら、頼まれた人でなく、頼んだ人の失敗です。頼まれた人の失敗をネチネチ責めたところで、責められた人の反省量が増えていくことはまずありえません。それどころか、「なぜそんなに怒られなければならないのか!」と反発する事さえあります。それならば、どう頼めば失敗しないのかを考えたほうがよっぽど利口です。だから上司なのです。
第9条(リーダー)
おがけんスタッフは、全員が自分の意思で行動できる自律した人間を目指します。つまり、全員がリーダーで、リーダーとは自分で決断した目標に信念を持ち、目標達成に向け情報を発信することです。その結果、周りが援助してくれ目標が達成でき、周りに感謝できてこそ真のリーダーなのです。
(決断とは、決めた道以外の道は全て断つ事です
第10条(発想)
経験を生かして考え抜いた中に新しい発想はありません。まず、過去を否定し、普段の何気ない出来事、友達との会話のなかに新しい何かが埋まっています。ですから新しいことを考える時は仕事をしてはいけません。カフェにいたほうがいいアイディアが浮かぶはずです。そして、新しい発想を実行するときに初めて、経験が必要になるのです。
第11条(社風)
人には認めて欲しいという欲求があります。おがけんの社風は、他人の長所を言葉で認め、短所は黙って認めることです。間違ってはいけないのが、第1条の普通の社員になれない事は短所ではなく欠陥です。そして、その社風の中で個性を活かし、誰とでも対等に雑談し、必要な時に最善の判断ができる。雑談こそ最高の会議なのです。
第12条(強み)
自分の強み(長所)を意識することは重要です。今の20代、30代の人はみんな学校で人と同じ事を良しとする教育を受けてきました。だから優秀な人ほどそこそこ何でもできるのです。逆に言うと、ほとんどの会社・人は平均を目指しているので、他の分野で負けても強みの分野でのみ勝つことは簡単です。もっと言うと弱み(短所)を強みに変えられることができれば、完璧です。
第13条(報酬)
自分にしかできないこと(強み)がどれだけあるかで、自分の価値は上がり役割が増え会社に必要な人となり報酬も増える。決して誰にでもできる仕事に多くの時間を使うことではない。誤解してはならないのは、仮に誰にでもできる仕事でも、他の誰よりも早くできるのならば、それは立派に自分にしかできないことである。
第14条(成長)
失敗をしないための最善の方法は、何もしないことです。何もしなければ失敗することはありませんが、成功もつかめません。失敗しても悩む(守る)のではなく、考える(突き破れ)ばよいのです。注意しないといけないのは、毎日同じことを繰り返すことも、何もしないことと同じです。第10条の発想を考えることが、成長の第一歩となるのです。